聖護院の大護摩法要
毎年の「節分に行われる「節分大護摩法要」が、今年も左京区の「聖護院」で行われました。
これまで30年以上の間、知り合いの山伏さんから、度々御案内を貰っていたにも関わらず、なかなかお詣りの機会が無くて、気になっていましたが、今日はやっと参詣が実現しました。
聖護院の境内真ん中に、大きな護摩焚きの準備がされていて、その廻りでは住職を始め百人以上の山伏が「山伏問答」
らしき掛け合いをして、その後何種類かの読経を。(「法華経」「不動経」「般若経」「錫杖経」らしいです)
その後、東西南北と、鬼門の五方向に矢を射て居られたので、たぶんお清めでしょう。
また、大きな斧を大上段に構えて、これもお清めを。
いよいよ、大きな松明二本で護摩焚きへの点火がされました。
大きな煙と火は、諸々の雑行を投げ捨てて、一心に仏を見奉らんと欲する人々の心を写しだしているようで、住職の祈祷の際には「震災により失われた尊い御霊に・・・・・」と言う言葉が、チラリと聞こえました。
護摩火は、ますます燃えさかり、その炎の中に、大勢の人が名前と願い事を書き込まれた「護摩木」が次々に投げ込まれました。
綺麗に清書された「願書」も、読み上げられた後、炎の中へ。
今年こそは、みんなが悲しい思いをしなくても良い毎日でありますように。
さすがに京都。「節分は壬生寺」といい、この聖護院といい、1000年の文化が生活に馴染んでますねー。
コメントをありがとうございます。
僕は、仕事で遠くに行くことが多いのですが、その度に京都に住んで居る有り難さを感じています。
地方の人達は「京都へ行きたい。神社仏閣、名所旧跡がいっぱい有るから」と言ってくれます。
そんなに、羨ましがられている処に住まいできているのですから。