「玉野海の駅」の朝は快適です。
昨夜のうちに、こんなに大きなクルーズ船が着岸して居ました。フランス船籍とか?
お客さんは、朝からバスで観光に出掛けてゆきました。
玉野港を8時に出港。雨は上がって、晴れ模様の兆しが。
9時半には瀬戸大橋を通過です。
11時半に、すっかり晴れ渡った「粟島」へ入港。
皆で島内を散策です。こんな学校が有ったのですね。
この島も「瀬戸内芸術祭」に参加しています。
廃校になった学校での展示。こんな土蔵も。土蔵の成り立ちが全て見られます。
粟島を1時頃に出港して、2時間で仁尾ヨットハーバーに到着。
綺麗な立派なマリーナで、25トンの大きなクレーンも有ります。
今夜は、艇上でのバーベキュー。お酒がよく進み、食材も全て無くなりました。
1.6キロ離れた銭湯へ行ってから10時頃に寝ました。ちょっと遠かったなあ。
牛窓ヨットハーバーから「SNOW-BIRD」さんの瀬戸内海クルージングに乗せて貰いました。
進水から3.4年と綺麗な上に、広いデッキとコックピットとキャビンは、快適そのものです。
初日は生憎の雨。しかも、強風と大雨が後から襲います。
でも、コックピット全体を覆うフルドジャーは、カッパが不要で嬉しいです。
風雨に押されて2時間、西へ西へ進んで玉野港の海の駅へ。
風に押されたので、7人居たにも関わらずなかなか着岸できず、苦労しました。
4年に一度の「瀬戸内芸術祭」にちなんで、この島にも作品が・・
徒歩5分の「玉の湯」は、お風呂も料理もサイコー。
一晩中の暴風雨に揺られながらも、何とか朝を迎えました。
一昨年に行った「鞍馬の火祭」は、台風の為に大幅に縮小されたし、昨年はやはり台風で電車と道路が大被害で、お
祭りが中止。昨日はその雪辱に行ってきました。
鞍馬駅を出ると、新旧の「鞍馬天狗」がお出迎えです。
祭りの時間中、道路は通行止めなので、鞍馬へは全員電車でしか往き来出来ません。
長い間勘違いしていましたが、鞍馬の火祭は「鞍馬寺」では無くて、その境内の「由岐神社」のお祭りなのです。
早めに着いたので、階段と坂道を登って由岐神社へお参り。
今年は天候が良いので、二基の御神輿はお出ましです。
由岐神社には、樹齢800年もの神木杉が何本も有ります。
擁州路さんのお弁当は二段重ねで、いつも豪華です。ビールも美味しい。
6時丁度に「神事触れ」の一行が、由岐神社から出て村内を廻ります。
「神事にまいらっしゃれーーー」
神事触れの声を聞くと、各場所で軒松明が点火されます。
先ずは、子供松明が何本も何本も村々を廻ります。「サイレヤサイリョウ」の大きな声で、御旅所へも行きます。
これは「祭礼や祭礼や」が変化したものらしいです。
松明を従えた剣鉾が2本行きます。上の方で「カンカン」と音をたてながら。
沢山の松明が一時間以上も集落を巡ったら、いよいよ大松明のお出ましです。
擁州路さんからも、大きいのが1本出ます。
大松明は、独特の歩調を合わせた若者に担がれて村内を廻ります。
御旅所まで往復すると、松明の火が大きく燃え上りそれを鞍馬寺の石段に集まって立てます。
松明の中心部が燃えるまで、彼らは火の粉を浴びながら「サイレヤサイリョウ」
松明の燃え残りは全て一カ所に集めるので、一段と大きな炎が上がります。
大きな炎が下火になると、それまで松明を担いでいた若者全員が御神輿に集まります。
御神輿は、1基ずつ危険な階段を降ろされます。
その時に担い棒の前で、二人の若者が足から大きく持ち上げられて一緒に降ります。
それが「チョッペンの儀」です。成人の祝い事とされているようです。
また、御神輿の後には40人くらいの女性が綱を曳いて、御神輿が降りる速度を抑えます。
この綱を曳くと安産が保証されるとか?
見たところ、もう安産祈願の要らない女性が大勢見えました。
台風が来なければ、別府湯けむりレースに行ってましたが、レースが中止。
おかげで、2年ぶりに天孫神社の大津祭へ出掛けられました。
今年も13基が、台風一過秋晴れのもと大津の街を巡行しました。
「神楽山」と「布袋ねりもの」は、今年も宵山のお飾りだけ。
これに引っかかってJR大津駅へ廻され、降りたら「明智光秀」がお出迎え。
巡行は何度も見ているので、今回は3年前に復活したという「御神輿」に向かいました。
近くの広い処へ運ばれます
次々と部品が取り付けられます
威勢良く街を練ります
先触れのお榊と太鼓 これらも街へ出ます
湯立山の所望。
源氏山には、月を愛でながら構想を練る紫式部が乗っています。
どのお山も「所望」が有り、街中の25所ほどで、その所望を披露します。
祇園祭は、危険と言う事で粽は投げられませんが、大津祭は景気よくたくさんの粽を放っています。
神功皇后が弓を引くと、次々に文字が現れる。
午前の巡行を終えた13基は、大通りに並んで昼食休憩です。
月宮殿山のお偉いさんは、筋金入りの「お祭り男」
台風の為に、宵山の行事は中止になりましたが、巡行は青空に恵まれて
お囃子の人達は、思い切り張り切っていました。