アーカイブ: 2015年7月

仁丹の住所表示

京都では、60年以上前から、仁丹提供の「住所表示板」が、随所に掲げられていました。

それが今では、老朽化して殆どが処分されたようです。

そこで、2.3年前からまたまた、仁丹から「京都じゅうの住所表示を再度お贈りましょう」となり、順次取り付けられています。

ホーロー製の重くて立派な板は、装飾と実益とを兼ねた貴重な物です。

我が家の柱にも、数年前に取り付けられましたが、最近は盗難に遭ってネットオークション掛けられると言うので、心配していました。

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そんな時に、その大事な住所板が簡単には外れないネジを開発した会社から「無料でネジを差し上げますし、工具もお貸しします」との呼びかけ。

早速申し込みました。大阪の「ユニフアス」と言う会社です。

RIMG0141 2.3日後には、特殊なネジと工具が送られて来て、取り扱い方法まで入って居ます。

もちろん、会社の宣伝パンフも有りましたが、工具返送用の着払い送り状まで付いて居るのには感謝感激です。

また、担当者から「着きましたか?」との電話まで。どのような姿勢の会社か、よく判ります。

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さあ、それでは!と、取りかかったところ、今のネジが全く外れない。

いろいろな工具を使って、思い切り力を加えても取れない。ねじ込んでから、ネジ山を潰して有るようです。

そこで気がつきました。こんなに取れないのなら、無理にネジを交換する事は無いのでは?

ちょっと気がつくのが遅いくらい。

ユニファスさんには、丁寧に説明して、ネジも工具もお返ししました。

ありがとうございました。

 

 

 


囃子方の孫

7人の孫の中の最年長は高三で、8年ほど前から「船鉾」の囃子方で「鉦」を敲いています。

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鉦を敲く「ばち」の頭が度々飛ぶので、その度に修理していたことが有りました。

そうして、山鉾巡行にも8回出て「鉦方」の中では古株になっていたところ、とうとうお声が掛かりました。

「そろそろ笛方になるか?」と言われたのです。

先輩の大事な笛を借りてきて、自宅に帰る前に、早速うちで練習してました。

さあ、来年は笛方として船鉾で巡行です。

笛は、購入するのにはうん十万するとかで、母親が困っていました。

でも爺ちゃんとしては、来年の山鉾巡行で、この孫が笛方で活躍するのが楽しみです。


後祭宵山異聞

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八幡山の宵山から、ちょいと逃げ出して、近くの鉾巡り。

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b_26 b_29 b1_4 この3枚は、KAZUSODEさんから頂きました。

大きな邸宅では、屏風祭の装いです。祇園祭では、各家々でこのような「屏風祭」が行われます。

この奥の部屋では、大勢のお客様の宴席が有ります。

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数日前に「万商手拭い」を差し上げたアンジェラさんが「こんなん作りました」と、届けてくれました。

素晴らしい仕立てです。ありがとうございます。

RIMG0246 RIMG0247 RIMG0248 御神体だけが焼け残り。

200年以上前に、雷雨と「禁門の変」で消失した「鷹山」は、お囃子だけが復興しています。

大船鉾のように復興して、巡行に参加出来るには10年以上の歳月と、2億円ほどが必要とか?

この他に「布袋山」も、復興を計画されて居るが、こちらはまだまだ煙のような状態。

RIMG0251 RIMG0252 帯の「譽田屋源兵衛さん」には、400匹もの鯉が泳いで居ました。

黒主山には、今年からこんな提灯傘が!

RIMG0236 RIMG0242 やはり、こんなプラカードが出ました。

たまにはツーショットも!!!

 


宵山の大船鉾訪問

昨年に150年ぶりの復活をして、大歓迎で迎えられた「大船鉾」は、今年も大勢の人で賑わっています。

この鉾には、知り合いの人が多く居られるので、宵山に出かけて来ました。

大船鉾では、お囃子中でも、4.5人ずつ鉾に乗せてくれます。

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お祭り男OOさんは、何処のお祭りでも顔が見えます。

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船のバウ(穂先)         天井は、未だ白木。いずれは漆塗りに。

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船のスターン(後部)に有る、櫓も白木。

これから、気の遠くなるような年数とお金を掛けて「大船鉾」は、豪華に変貌します。


八幡山の分析

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今年から数年を掛けて、八幡山を科学的に解明して、データ保存する事になり、OO大学の関係者が見たこと無いような機会を持ち込んで

猛暑の中、記録してくれています。3Dで撮影して居るので、ミリ単位の立体図が出来上がるそうです。

DSCN5740 高そうな、精密機械。

データが取れる機会は、お祭りの間の数日しか無いので、撮り切れてないところはまた来年までお預け。

数年後の完成が楽しみです。


八幡山の幔幕

八幡山では数年前からお祭りの間に、各家の玄関幕をお揃いで懸ける事になり、30軒の見事な眺めです。

はちまんさんの「お使い」が「鳩」と言う事で「夫婦和合の鳩」をあしらって、別染致しました。

RIMG0182 RIMG0197 先ずは、町内の北と南の入り口に。

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なかなかの風情だと、自負しています。勿論、通行客からも好評です。

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我が家の玄関の、夜と昼。美女3人がいっそう引き立ちます。


後祭「八幡山」の始まり

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17日の前祭が終わると、いよいよ後祭の八幡山の組み立てが始まります。

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20日には、北観音山と南観音山の曳き初め。

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曳き初めが済んだら、八幡山の骨組みを道路に出して、町内を担き始めで一周します。

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21日は、町内総出で八幡山のお飾り。今年も見事に飾れました。

会所には、第一層の懸装品を飾り、道路のお山は、三番目の飾り付けです。

RIMG0245 お山は、駒形提灯で飾ります。

高島市からお越しの、とても元気な友人御夫婦が、釣ったばかりの「ビワマス」の刺身を届けてくれました。

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3時には、八坂神社から神官を迎えて「清祓いの儀」

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KBSのミサキングが生放送で。  町田からのお客様。       門川市長も八幡山へ。

DSCN5751    家の中では、琵琶湖の仲間が宴会。

こうして、21.22.23の宵山は、賑やかに盛り上がります。


祇園祭前祭巡行

順序が入れ替わるが、やはり前祭の様子は載せるべきと、遅れての掲載です。

DSCN5728 DSCN5729 DSCN5732     我が家の2階からの眺め。

前祭の17日は、台風が四国に接近して、京都は暴風雨の予報なので、午前5時30分に本部決定で、巡行決行。

我々は濡れずに見物出来るが、巡行参加の人達は、大雨の為ズブ濡れでみんな寒そうでした。

でも、風が吹かなかったので危険は回避出来たようです。

RIMG0108  RIMG0103我が家のお客さんは、一人を覗いて高齢者ばかり。

RIMG0113  RIMG0095凄い雨も、写っています。

DSCN5725 徳島でいつもお世話になる御夫婦が、ここに泊まっていました。こんなのが貰えるのですね。

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お祭りの期間中、京都ではこのようなコーナーが有り、33基の山鉾からのお授け物が見られます。

18日に前祭の23基が収納を始める頃、我々八幡山など後祭の10基が、いよいよ山を建て始めます。


若狭クルージング

以前からお願いしていた「沫那美神」艇での、若狭クルージングがやっと実現しました。

僕は祇園祭の様々な行事を昨日まで続けて、今日は自由の身に。

早朝から小浜の「うみんぴあ」へ出かけて、友人の35フィートヨットでクルージングです。

常神まで2時間半の航海で、文字通りの魚三昧を体験しました。

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「うみんぴあ」を出港して、猛暑の若狭沖を航行する事2時間半、常神に着きました。

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RIMG0019 1437917510813 - コピー   RIMG0017 (2) 村には、こんな石碑が。

11141304_813825295398757_4036064518827949239_n ピチピチと動く舟盛りが、次々に出てきます。

あじ、ヒラメ、鯛、太刀魚、サワラ、いかの活け作りに、生の赤ウニ、鰺とトビウオの唐揚げ。

最後に御飯と魚のおすまし。多すぎて残るかと思われたが、10人で完食。

まだ動いている魚を可哀想と言いながら、パクパクと口に運びました。

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15時を過ぎたので、そろそろ帰途に着かなくては。

台風接近前の、穏やかな若狭沖を快適クルージングです。

沫那美神のみなさん、ありがとうございました。


前祭巡行を終えて

祇園祭始まって依頼、台風の為の巡行中止となるかと、大勢の人が気を揉みましたが、大雨の中無事に巡行を終えました。

明けて18日は、前祭の山鉾の解体と、後祭の山鉾の組み立てが平行して進みます。

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長い芯木をこれから倒す放下鉾。月鉾も、これから倒します。その為に、長い「てこ」になる柱を取り付けています。

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倒し終えた菊水鉾の芯木と車輪。                 鶏鉾も、芯木を倒しました。

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大船鉾は、今日から組み立て初めて居ます。

後祭10基のしんがりを巡行する大船鉾は、150年ぶりで昨年に再建されたので、今年も大勢の人が集まるでしょう。

 

 


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