祭好きは、やはり出掛けました。完全防寒を施して、焼酎をポケットに。
近鉄西大寺駅からバスで会場に着いてからも、相当に歩いてからやっと会場です。
平城京再建保存に尽力された、棚田嘉十郎さんに挨拶をしてから朱雀門へ。
朱雀門西側の畑に大勢の人が居るので、何事かと検分に行ったら何と、6時半からの山焼きを写す為の場所取りでした
奈良県の39自治体からの、旨い物の出店。何もかも400円で、どの店も大行列でしたから食べず。
大極殿前の、ステージでは「室尾龍祭」が披露されていました。
橿原市と今井町のだんじりも、出番を待っています。
南は増長天 東は持国天
西は広目天 北は多聞天
この四基の「大立山」は、暗くなると灯が入り、19時から20時までの間、会場内を練り歩きます。
昨年から始まったばかりのお祭りなので、まだちょっとぎこちないが、毎年充実に向かって欲しいなあ。
しかし、ここからの山焼きは遠すぎるので明るいうちにバスに乗り、JR奈良駅へ。
そこから若草山の麓までがまた遠い。人が多くて上り坂で、思うように進めない。
途中で花火が上がり始めました。
必ずしも、近づけば良いのでは無く、少し離れないと樹木や建物が邪魔で見えないことが判り、見える処までバック。
いっそのこと若草山の真下まで行ったらどうなのか?来年までの宿題です。
残念なのは、山全体が燃え上がるのかと思って居たのに、炎がLINEになって進んでゆくのでちょっと寂しい感じで
した。
次回は、今回の経験を元に場所と時間のベストスケジュールを立てなくては。
最近の映画は、どこも一本立ての入れ替え制で、約二時間。
久しぶりの旧作二本立1100円に行って来ました。
数年前に「レッドクリフ」の前編と後編を連続で、六時間観て以来です。
あの時と同じく、昼食のおにぎりとお茶を持参して。
ベトナム・・は、松坂慶子が、わが母・・・は、役所広司が、それぞれ老母の世話に努力奮闘する内容。
超高齢化社会の日本をそのまま表している我が家でも、そろそろ心しておかないと・・。
松坂慶子が、張り切って母を預かったものの余りに大変な世話なので「私が死んじゃうわよ」と言って、母をベッドに縛り付ける。
決して綺麗事では済まされない、現実の苦労が各家庭で続けられている。
金銭、時間、人手、心のどれもが揃わないと、高齢者の世話は出来ないので、なかなか良い解決策は見つからない。
ゆっくり考えよう。
開館して12年にもなるのに、一度も見学したことが無かった京都迎賓館に、やっと行く事が出来ました。
昨年に数回申し込んだものの、抽選に外れて断念していましたが、今回はやっと当選。
町内会の皆さん8人で行って来ました。
雪がチラチラする中、受付で1500円を払って入館。
車寄せからの眺め
車寄せの天井 玄関には、欅の一枚板が何枚も
先ずは、美濃紙の障子と、行灯がお出迎え。
ロビーになる「聚楽の間」は、西陣織
夕映えの間の綴れ織りは、2.3×8.6メートルの織物は、比叡山と愛宕山の2枚。
この部屋は、晩餐会の待合や会議に使われる。
最も大きい部屋の、藤の間の綴れ織りは、3.1×16.6メートル。
釘隠し 天井 戴金加工の扉
和室の「桐の間」には、12メートルの漆塗りの座卓。五七の桐が、ここにもここにも。
東西の建物をつなぐ廊橋。左右に深さの違う池が。深い方は、和船遊びが出来る。
水は、透き通って木の葉も見えません。係員が水の手入れをしていました。
日本の建築、美術工芸の粋を集めた迎賓館を観て、ため息ばかりついた後は、美味しい昼食。
「あ・うん」さんでの和定食は、なかなか値打ちが有りました。
車で10分の距離に有りながら、一度も訪れて居なかった「角屋」に初めて行きました。
この歳まで大きい勘違いをして居た事が有ります。
角屋は、遊郭では無く「揚屋」で、「置屋」から太夫や芸妓を派遣して貰い、客を踊りと食事で楽しませる宴会をさせる店だったのです。
置屋で著名な「輪違屋」の建物も、現存中。
島原には遊郭は1軒も無く、女性客も度々訪れて居たとのこと。
お客を二階に揚げて接待するので「揚げ屋」と呼ばれた、料理屋、料亭で、祇園で言う「お茶屋」
それ故、先斗町や宮川町、上七軒と同じく、歌舞練場も有ったのです。
先ずは「大門」から。築400年にもなる、重厚な建物は、重要文化財。
大勢の客をもてなす為の「おくどさん」と「箱階段」
中庭 網代の間の天井
臥龍の松が目の前に有る「松の間」は、一番広くて、40畳ほど。
新撰組の芹沢鴨が、暗殺される直前にここで吞んで居たと聞くと、ついつい見回してしまいます。
三方荒神さんは、火の神様。すぐ傍には、島原住吉神社。
昨年の秋に若狭へヨットに乗りに行った際、立ち寄った「神宮寺」には、興味深い言い伝えが有りました。
小浜市郊外の神宮寺から、奈良の二月堂へ毎年「お水取りの為の水」を送るのです。
静かに落ち着いた、神宮寺の境内。
名刹を思わせる、苔むした裏山。
毎年の3月に境内の井戸から汲み上げた水を一週間御祈祷します。
その「お香水」を大護摩を焚いて清め、2000人もの信者さんの松明行列で「鵜の瀬」という処まで運びます。
今年の3月2日には、大勢の人が奈良へ「お水」を送ります。
神宮寺と二月堂は地下で繋がっているので、一週間すれば届いたその「お水」で、「お水取り」が行われます。
立命館大学衣笠キャンパスでの、学生さんのミュージカルを拝見に行って来ました。
これまで、いろいろな大学の演劇は観に行っていますが、ミユージカルは初めてです。
「レ・ミゼラブル」は、数年前にミュージカル映画で観て感動していたので、正直なところ、学生さんの演じるものは
あまり期待はしていなかったのです。
それがそれが、なんと3時間の大作を見事に歌いきりました。
10数人のキャストは、一人で何役もこなし、それがまた主役級の重い役ばかり。
大金と沢山の時間を掛けた映画もさることながら、時間も費用も少ない中であれだけの公演が打てるとは。
遅くまで、図書館で学ぶ多くの若者も、ミュージカルに打ち込む若者も、実に頼り甲斐が有ります。
フィナーレだけ、撮影が許されたので思わずスマホを出しました。
3時間の台詞だけでも大変なのに、それが全て歌唱です。
音痴の僕には、とうてい考えられません。
嬉しいものを楽しんだ夜でした。無料。
先日、立命館大学衣笠キャンパスへ学生さん達のミュージカルを観に行きましたが、その前に最近オープンした、素晴らしい図書館が有るとの情報を貰っていたの
で、少し早めに着いて見学。
昨年4月に開館の「平井嘉一郎記念図書館」 これぞ、白亜の殿堂。
立大を卒業後「ニチコン」を創業して大成功された平井嘉一郎さんの未亡人が寄贈された。
館内には、うずたかく積まれた書籍の他に、パソコンが何十台も有り、資料ディスクもいっぱいで、それを再生するモニターも何十台と設置。
豪華な勉強デスクも、数百人分が有り、それらが殆ど埋まって居たのには驚き。
こんになも多くの学生さんが、静かに学んで居るのを見て少し安心しました。
夜は10時まで開いているので、ゆっくりと勉強、研究が出来るでしょう。