アーカイブ: 2016年2月23日

215年前の棟札

僕の住まいする三条町が維持している「祇園祭八幡山」には、幾多の戦禍や大火を耐えて今も現存する、貴重な土蔵が有ります。

その土蔵には、貴重な八幡山の懸装品が沢山収納されています。

数年前に、その土蔵からこんな「棟札」が出て来ました。

20140801八幡山・土蔵・棟札(表側) 20140801八幡山・土蔵・棟札(裏側)

表                  裏

享和元年と有りますから、215年前に建てられたと考えられます。

土蔵もこの棟札も、よくまあ今まで残って居てくれた事です。

町内安全を祈願して、般若心経を600巻奉傳したとか、東西南北の守護神「持國天王、増長天王、廣目天王、多聞天王」をお祀りしたことが書かれています。

DSCN7718

大事な棟札をどうするかと考えた結果、このようなパネルに仕上げて、お祭りの宵山に多くの懸装品と共に展示する事になりました。

年に三日、7月21.22.23日だけ、町会所で見られます。