40年以上前からお付き合いしているヨット仲間が、夫婦だけの大航海に挑戦しています。
二人は、数年前にデンマーク製の36フィートのヨットを購入して、四国、九州を廻り、その後東北、北海道、関東など、日本一周クルージングしました。
その時の航跡
僕にしてみれば、それだけでも大航海なのに、彼らはそれが準備航海でした。太平洋一周を計画されて居たのです。
いよいよ昨年の5月に大阪を出港して、小笠原諸島に向い、台風を数個やり過ごしてから27日間の無寄港でアラスカ半島先端に到着。
そこからは、いろいろな地域を楽しみながら12月までかけて、バンクーバーまでの航海。
そして、カナダに艇を預けて、一時帰国されてる自宅へ押し掛けてきました。
思えばお二人とは、和邇ヨットクラブの時から、mugenチームの時も、瀬戸内海クルージングの時も大変お世話になっています。
2月末には次の航海の為に、カナダへ発たれるので、諸々の準備や連絡に忙しい中、ドキドキするような楽しくスリリングな話を沢山聞かせて貰いました。
航海中も、FBやメールで、断片的にはレポートを貰っていたので、おおよその事は聞いて居たのですが、顔を見ながらのお話にまじえて、
航海中の地図や画像も見せて貰って、ますます凄い挑戦だと知りました。
もともとお二人は日本でのクルージングの時でも、ビシッと計画を立てて、準備万端されて居るのは、よーく判っていたので、安心です。
今度の3月からの航海は、アメリカ西岸をサンジェゴまで南下して、そこからはまた太平洋に出て、パペーテ、トンガ、フィジーなど、南の島々を次々に訪問してから
オーストラリアのシドニー近くに艇を預けて、年内には日本に帰国予定とのこと。
そしてまた来年の春にはオーストラリアを出発して、台風の季節までには愛艇「アンパサージュ」と一緒に帰国という、実に長期間壮大な計画です。
燃料の事、食料、飲料水の事、電源の事、通信の事、GPSの事、メンテナンスの事、入国出国の事、言葉の事、いっぱい訊きたいけど、とても全ては無理なので、
続きは今年の年末の帰国を待って、と言う事で、安全航海を願いながら失礼しました。ありがとうございました。
琵琶湖や日本近海のクルージングと違って、太平洋の事なら何を聞いても珍しく興味津々です。
日本での航海の記録は、参考の為にいろいろと貰いましたが、太平洋のデータは、僕にはとても要らないです。
元気に楽しいクルージングをされて、年末には大阪湾でお迎えしましょう。