夜叉ヶ池
先日、同社大学演劇クラブの「卒業公演」で、夜叉ヶ池を演ると言うので、店を早じまいして駆けつけました。
泉鏡花の、あの難解なセリフがどうなって居るのかを確かめたかったのです。
文面で読んでも理解に苦しむような文言の連続で、しかもどれもが長ゼリフ。
20人以上のキャストは、それらを見事にこなして、ミス無く80分間演じ通しました(ミスは有ったのかも?)
難しいセリフの割には、物語の展開は判りやすく、僕にでも充分理解できて楽しめたのは嬉しかったです。
帰りには、スタッフ、キャストの全員がズラリと並んで「ありがとうございましたーーー」と大声でお見送りしてくれたのですが、僕は「あり
がとう、大変良かったです」と言っただけ。まだまだ言いたいことが有ったけど。
後の方で「ウワーッ」と歓声が揚がったので振り返ると、感動した観客が何かプレゼントを差し出たようでした。
納得。
若い人が、あんなに大変な劇に打ち込んで頑張って居る様子を見て、短略な事に興味を持つ人ばかりでは無いことが確認できて、
少し安心しまた。
トラックバックURL