カテゴリー: 鑑賞

京都国際写真祭2022

京都国際写真祭なるイベントが、4月9日から始まりました。

会場は京都市内の11カ所に別れて居ますが、それらの本部が我が家のおむかい「八竹庵」です。

 

 

  八竹庵のお隣の町屋はスタッフの控え室。

旧紫織庵が、八竹庵として再デビユーして最初のイベントはとても賑やかです。

昨年の夏には「GUCCI展」で賑わいましたが、その時は「紫織庵」でした。

この本部だけは入場無料とで言うことで、早速行ってきました。

紫織庵から八竹庵への代替わりで、大改装された内部はとても綺麗です。

年に一度の祇園祭の為だけの「鉾見台」も新装です。

  

由緒有る広い京町屋の落ち着きの中に、現代写真家の作品がたくさん展示されていますが

僕にはなかなか理解出来ない画像ばかりです。

僕はそれよりも、八竹庵の建物をゆっくり見られるのが嬉しいのです。

今回のイベントが終われば、入場料700円でいつでも入る事が出来ます。


浮世絵展

歌川国芳から始まって、数々の弟子が拡がった浮世絵がふんだんに観られました。

  国芳の弟子達

弟子の中でも、芳年がまた大きく拡げました。

こんなに続くものなのですね。

浮世絵と言っても、歌麿の美しい画風とは違って武者絵が中心の勇ましく凄惨な者が多いので

ちょっと引いてしまうようなのも有りました。

余りに残虐なものは「怖い物見たさに」とのタイトルで、別室になつていました。

4月2日の京都新聞朝刊にも紹介されて居ました。


京セラ美術館

4回目の、AIDS撲滅キャンペーンのチャリティー展覧会に、紫舟さんが出展しているので

京セラ美術館に出掛けました。

100人以上の芸術家が数点ずつ出展しています。

  

紫舟さんの作品は、一部屋いっぱいに何十点も有りました。

 この龍は圧巻です。

思い切り激しい龍の気迫が感じられるのに、恐怖は感じません。

この屏風の解説はこちらから。

まだ売り出し前の紫舟さんと、十五年以上前にヨットで知り合って以来いろいろとお付き合いさせて頂いて居ます。

NHKの「龍馬伝」の題字を書かれた時から、グングン頭角をもたげて作品は広く外国にも知られています。

忙しすぎて、なかなか関西に来られないのでこうした作品展の時は欠かさず鑑賞に出掛けて

応援して居ます。

 


伝統工芸展

今年も「伝統工芸大学」の卒業作品展に行ってきました。

会場は我が家から徒歩5分

手描き友禅、漆工芸、木彫刻、木工芸、蒔絵、仏像彫刻、和紙工芸、陶芸、竹工芸、金属工芸、石彫刻

いろいろなジャンルの卒業作品の出来映えには感心するばかりです。

 

会場では、竹細工の実演が見られました。

竹製品は、まず竹を割いて材料造りからが大変です。

京都の北、南丹市の「京都伝統工芸大学」の生徒さん達、日本の伝統を守って下さいね。


松花堂美術館

冬の松花堂美術館に出掛けました。

寅年に因んだたくさんの書を拝見して。

  

松花堂庭園へ。やはりこの時期、花は何も無しですが、誰も居ない庭をゆっくりと拝見出来ました。

  飾りになりそうな「黒竹」

八幡山の長老さん    いつもながら、木々の手入れがよく行き届いています。

よく越えた錦鯉は、手を叩くと近寄ってきます。

思えば10年以上前、松花堂さんに、八幡山の懸装品を展示用にお貸しして以来の付き合いです。

 


国宝展

7月から前期と後期に分けての国宝展の、後期に行ってきました。

 

コロナのおかげで、時間指定入館なので、とても空いていてゆっくりと観られました。

    

数々の国宝は勿論、国宝を調査するシステムも、膨大な量の資料で教えてくれました。

 

この「ポルトガルからの信書」は、大変珍しく拝見しました。

綺麗な大きな羊皮紙に、日本を最高に奉った内容の文書は、保存状態も良く見事な物です。

初期の「国宝認定証」は「裕仁」の署名が有りました。

今は文科省ですが。

国家予算は大変な事になっては居ますが、だからといってこれらの事業を省くことだけはして欲しく無いです。

一時の予算不足で、二度と復元出来ない文化財を守れないとは寂しい事です。


絵画展

四十年来の友人が、とても良い絵を描く著名な画伯になっています。

彼がお世話をして居る展覧会に出掛けました。

数年前に新装なった京セラ美術館は、荘厳さと新しさが合いまって居ます。

相当に名を上げた画家ばかりの、レベルの高い展覧会でした。

友人の中田君の作品は、入り口の真ん前に大きなのが五点。

モロッコに魅せられた彼は、ここ十数年モロッコに旅してたくさんのスケッチを持ち帰っています。

こうして自分の作品を制作する間に、さまざまな絵画教室の講師を引き受けて後進の指導にあたっています。

40年ぶりにまた、一緒にヨットに乗ろうか。


博物館と美術館へ

先ず朝一の空いて居る間に、国立博物館の「鑑真展」に。

 

もくろみどおり、館内は空いていたのでゆっくりと鑑賞出来ました。

いつものことですが、1000年や1500年前の書物や絵図が、こんなも保管されているとは!!!

我々がまた、後生に残してゆかなくてはと思います。

 

続いて八幡市の「松花堂美術館」まで移動です。

花に関する美術品がいっぱいで、文字通り館内は花盛りでした。

続いて、毎回楽しみな「松花堂庭園」へ。ツツジと藤がお出迎えです。

   

この辺りは竹が多いので上手く使っています。

  

こんなに素敵な生け垣も。

  大きな鯉がウヨウヨ

竹と水

ちょっと早めの新緑が映えます。

二年前の台風被害が、少しずつ改修されては居るものの、まだまだ完遂までには遠いそうです。


能面展

能面展に出掛けました。

会場は、国の登録文化財京町屋の嶋臺ギャラリーです。

  何もかもに歴史が漂っています。

140年前の建築なる商家をそのままギャラリーにしてあるので能面展にはうってつけです。

  

土蔵内の展示

  

アマビエが      年老いた小野小町       般若

  

山姥      目玉が・・・     三島由紀夫まで

 

能面打ちの教室の、年に一度の作品発表会と言うのに、大変高レベル

な作品ばかりです。

しかも、フラワーオブジェとコラボは、ついつい惹き寄せられます。

 


泉屋博古館60年

いつも素晴らしい美術品を展示される「泉屋博古館」が、創立六十周年を迎える

と言う事で、特に珍しい作品が見られました。

 

60年の間に100回以上の催しをされて、その案内パンフも並べられてありました。

住友家の膨大なコレクションと、イベント毎に各地から借用しての展示は実に内容の濃いものばかりでした。

東山を借景とした、いつもの庭の二つの様子が見られました。

これからも、度々お邪魔します。

 


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