いつもの泉屋博古館へ出掛けました。
今回は瑞獣とされる「龍」「虎」「鳳凰」に関する作品が集められていました。
屏風、軸、陶器、青銅器など、博古の所蔵品の他にも、各地から集められた美術品が
たくさん出て居ました。
時間が有ったので、博古館の青銅常設展も久しぶりにゆっくり見ることが出来ました。
庭の紅葉はもう色づいて居ました。
書家紫舟さんが、他資産の作品を携えて、日本全国で作品展を始めます。
その皮切りが京都高島屋。拝見に行って来ました。
紫舟さんの作品は、我々にはとても手が出ませんが、丁寧に対応して貰えました。
紫舟さんのマスクには自筆の「これごえんなり、かんしゃかんしゃ」
浮世絵の前に、鉄で作成した「影」が。
三次元の立体絵です。
大作も沢山有ります。フェラーリを買うくらいかなあ。
いつもいろいろと、こころを打たれる言葉を流してくれる紫舟さんの
今回の言葉は「産んで貰っただけで一生かけても返せない恩がある」
そのとおり、親にはどんなに尽くしても返せない恩が有ります。
また沢山のひとの「恩」のおかげで、自分のこんにちが有ります。
十年前、紫舟さんに書いて貰った我が家の表札。ありがとうございました。
京都の後は、大坂、名古屋、横浜、日本橋、米子、岐阜での催し
疲れが出ないように、やり遂げて下さい。
十三日の京都新聞でも、取り上げられていました。
京都国立博物館の「聖地をたずねて」に行ってきました。
弘法大師が開かれた西国33所のお寺は、古くから聖地として巡礼されてきました。
僕も、父母のお参りに付き合って40年前に半分くらい廻りました。
その後42歳の厄年に、一番の青岸渡寺から順番に33番の華厳寺までを廻りました。
そして今度は還暦にまた一回り。
都合、2回半巡礼したことになります。極楽へ行けるかも?
おかげさまで、朱印の掛け軸は2本、あの世へ行く時に着せて貰う「帷子」も準備出来ています。
33ヵ所の御朱印掛け軸は、法事の時に懸けています。
博物館内は、コロナの為かいつもより空いているようなので、ゆっくり鑑賞出来ました。
それぞれのお寺の貴重な仏像や文献が山ほど展示されていて、居ながらにして
また33ヵ所をお参りしたような気です。
八幡市の「松花堂美術館」へは、何度も行っていますが、今回もまた出掛けました。
「梅を愛でる」と銘打って梅尽くしの美術品がズラリと揃っていました。
小規模な美術館では有るものの、毎回いろいろな企画を立てて、自館所蔵の物や各方面からの出品を集めて
展示されています。
美術館の傍には、これまた手の込んだ「松花堂庭園」が有り、美術品と庭園の両方が楽しめます。
エジソンが好んだこの地の竹と椿を何種類も植えて「竹林」と「椿園」を形成しています。
しかし、この庭は一昨年9月の台風で大きな被害を受けて、少しずつ回復しているとは言え
まだまだ復興途中で、みなさん苦労されて居るようです。
毎年この時期には「つばき展」を開催して、園内がつばきで溢れますが、昨年も今年も中止です。
石清水八幡宮のお山の麓に庵を構えて、様々な粋を好んで楽しんだ「松花堂昭乗」の名を取っています。
絵具の箱に食事を入れて楽しむ「松花堂弁当」は、ここから日本全国に拡がって居ます。
松花堂美術館の隣の「吉兆」では、松花堂弁当が有りますが、10数回来ている割には
一度も食した事が有りません。安いほうでも5100円で、上は8500円、11000円、15000円です。
死ぬまでには一回でも・・・。
いつも楽しませてくれる「サックスの利香ちゃん」が、祗園に登場。
家内と友人とで出かけました。
会場は、折しも「當子歳顔見世興行」真っ最中の南座の真ん前です。
我らが利香ちゃんは、ゲスト出演ながらサックスの音色が冴えます。
久しぶりの競演とは信じられない意気が合った二人のパーカッション。
前向いて 左向いて 右向いて
次いで我々3人もパチリ。利香ちゃん、ありがとう。