カテゴリー: 鑑賞

皇室の名宝

国立博物館で開催中の「皇室の名宝」を観に行きました。

平成5年に新築された「宮内庁三の丸尚蔵館」所蔵の美術品の展示は初と言うことです。

 

宮内庁の美術品は正倉院に全て有るものと思って居ましたが、皇居にも沢山保管されて居るようで

改めて日本の文化意識の深さに感心しました。

 

 

 

宮内庁の所有と言う事で、国宝とか重文とかの裁定外では有るものの

それらと全く同じ価値が有るという解説のとおり、立派な作品ばかりです。

しかも、コロナのおかげで、時間指定予約の鑑賞なので混雑が少なくゆっくり観られる事も有りがたいです。

11月3日からは後期展示に模様替えされるので、また???


泉屋博古館

いつもの泉屋博古館へ出掛けました。

今回は瑞獣とされる「龍」「虎」「鳳凰」に関する作品が集められていました。

屏風、軸、陶器、青銅器など、博古の所蔵品の他にも、各地から集められた美術品が

たくさん出て居ました。

時間が有ったので、博古館の青銅常設展も久しぶりにゆっくり見ることが出来ました。

庭の紅葉はもう色づいて居ました。


藤袴展

数年前に、フラッと立ち寄った藤袴展でスタッフの人と話して居たらいつの間にか

「協力者」になってしまっていました。

我が家にポスターを貼ったり、残り物で景品の寄贈をしたりしています。

 

 

メイン会場の革堂さんと下御霊さんへ出掛けました。

 

「藤袴は、僕に似て地味な清楚な花です」とFacebookに流したら、非難が返ってきました。

ホントに、地味で清楚な静か花です。

  

お寺や神社の協力で、こんなに立派な藤袴が揃うのを見られるのは有りがたいです。

ツマグロヒョウモン   アサギマダラ

藤袴には必ず寄ってくる蝶です。今日も居ました。

近くの銭湯「玉の湯」では、藤袴湯に入れるらしいけど・・・・。


書家「紫舟さん」

  

書家紫舟さんが、他資産の作品を携えて、日本全国で作品展を始めます。

その皮切りが京都高島屋。拝見に行って来ました。

 

紫舟さんの作品は、我々にはとても手が出ませんが、丁寧に対応して貰えました。

紫舟さんのマスクには自筆の「これごえんなり、かんしゃかんしゃ」

 左右に移動すると生ているような

浮世絵の前に、鉄で作成した「影」が。

 

三次元の立体絵です。

  

大作も沢山有ります。フェラーリを買うくらいかなあ。

 

立体の「恩」

立体の「匠」

いつもいろいろと、こころを打たれる言葉を流してくれる紫舟さんの

今回の言葉は「産んで貰っただけで一生かけても返せない恩がある」

そのとおり、親にはどんなに尽くしても返せない恩が有ります。

また沢山のひとの「恩」のおかげで、自分のこんにちが有ります。

十年前、紫舟さんに書いて貰った我が家の表札。ありがとうございました。

京都の後は、大坂、名古屋、横浜、日本橋、米子、岐阜での催し

疲れが出ないように、やり遂げて下さい。

十三日の京都新聞でも、取り上げられていました。

 

 

 


西国33ヵ所の至宝展

京都国立博物館の「聖地をたずねて」に行ってきました。

 

弘法大師が開かれた西国33所のお寺は、古くから聖地として巡礼されてきました。

僕も、父母のお参りに付き合って40年前に半分くらい廻りました。

その後42歳の厄年に、一番の青岸渡寺から順番に33番の華厳寺までを廻りました。

そして今度は還暦にまた一回り。

都合、2回半巡礼したことになります。極楽へ行けるかも?

おかげさまで、朱印の掛け軸は2本、あの世へ行く時に着せて貰う「帷子」も準備出来ています。

33ヵ所の御朱印掛け軸は、法事の時に懸けています。

博物館内は、コロナの為かいつもより空いているようなので、ゆっくり鑑賞出来ました。

それぞれのお寺の貴重な仏像や文献が山ほど展示されていて、居ながらにして

また33ヵ所をお参りしたような気です。


南画院展

友人が南画院の関係者と言う事で、毎回招待券が貰えます。

今回は、新装「京セラ美術館」での開催と言うことも有り、大変楽しみでした。

正面玄関へのアプローチは大きく変わっています。

内部は、展示スペースは以前のままですが、ロビーとか通路は大改装の跡が見えます。

例によって、作品の撮影が出来るので、気になるのを撮しました。

  

波しぶきと瀧とオーロラが迫力満点でした。

いつも思いますが、彩色無しでよくまあこんなに表現出来るものだと・・・。


松花堂美術館

八幡市の「松花堂美術館」へは、何度も行っていますが、今回もまた出掛けました。

「梅を愛でる」と銘打って梅尽くしの美術品がズラリと揃っていました。

小規模な美術館では有るものの、毎回いろいろな企画を立てて、自館所蔵の物や各方面からの出品を集めて

展示されています。

 メインのお茶室も灯籠も壊れました

美術館の傍には、これまた手の込んだ「松花堂庭園」が有り、美術品と庭園の両方が楽しめます。

エジソンが好んだこの地の竹と椿を何種類も植えて「竹林」と「椿園」を形成しています。

しかし、この庭は一昨年9月の台風で大きな被害を受けて、少しずつ回復しているとは言え

まだまだ復興途中で、みなさん苦労されて居るようです。

毎年この時期には「つばき展」を開催して、園内がつばきで溢れますが、昨年も今年も中止です。

石清水八幡宮のお山の麓に庵を構えて、様々な粋を好んで楽しんだ「松花堂昭乗」の名を取っています。

絵具の箱に食事を入れて楽しむ「松花堂弁当」は、ここから日本全国に拡がって居ます。

松花堂美術館の隣の「吉兆」では、松花堂弁当が有りますが、10数回来ている割には

一度も食した事が有りません。安いほうでも5100円で、上は8500円、11000円、15000円です。

死ぬまでには一回でも・・・。

 


小品盆栽展

今年も「小品盆栽展」に、みやこメッセへ出掛けました。

  

目を見張るような見事な物ばかりです。

  

小さく小さく育てたにも関わらず、一人前の木として、葉も実も付けています。

  

盆栽の一番凄いところは、お金でだけでは出来ない事。

とにかく、凄い年月をかけて少しずつ改良してゆく大変さです。

  

近回りが出来ないのです。

 

僕はこんなに根気の要ることは、出来ないので作品を観るだけで満足です。

知事賞、市長賞、農水省賞などが有りましたが、みんなそれに値するような出来映えです。

今年は、解説会にも参加したので、見どころを教えて貰いました。

解説する女性の着物も帯も「松」でした。


観世流12月例会

 

お能鑑賞三部作の仕上げに行ってきました。

関門海峡で入水した「清経」とその妻とが、果たせなかった別れの言葉を交わすが

大変悲しい話しになる。静かな一時間でした。

「浮舟」は、お色気たっぷりです。二人の男の狭間で揺れる女心。

それからまた、別の男との繋がりが。

今日のポスターにもなっている「紅葉狩り」は、実に圧巻でした。

珍しく、演者が10人を超えました。

それに、6人の女人の衣装の豪華な事。

高貴な美女が、突然般若に変身して襲ってくる。これも見事な展開でした。

動きも大きくて、居眠りなんかして居られないくらいでした。

長老にお借りした本。これが大変頼りになりました。ありがとうございました。


JAZZコンサート

いつも楽しませてくれる「サックスの利香ちゃん」が、祗園に登場。

 

家内と友人とで出かけました。

会場は、折しも「當子歳顔見世興行」真っ最中の南座の真ん前です。

  

我らが利香ちゃんは、ゲスト出演ながらサックスの音色が冴えます。

久しぶりの競演とは信じられない意気が合った二人のパーカッション。

楽しい6人さんです

前向いて      左向いて       右向いて

  コンガを敲いて

次いで我々3人もパチリ。利香ちゃん、ありがとう。


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