アーカイブ: 2019年11月21日

カルチャーの日

御近所さんと一緒に、いつものカルチャーデーを楽しみました。

先ずは大人気の国博へ。「佐竹三十歌仙」

  

開門の十時から十分後にも関わらず、館内は満員で、なかなか最前列では見られませんでした。

三十六歌仙の巻物がそのままでは高価すぎて売れないので、三十七枚に切断して収集家に売ったのです。

高価にそれらを入手したものの、次々に手放した人も有り、作品は点々と動いたようです。

それらの作品を国博が、切断後百年の今、苦労して集めたとの事。

数えたら、二十五枚有りましたが、あとの十二枚はどうなっているのか?

今なら、どれくらいの鑑定がなされるのか?下世話な事に気が廻ります。

 

次は、一月前から予約していた「京都新聞久御山工場」の見学です。

約束の一時十分前に着いたら既に、入り口でお出迎え。

 翌日の朝刊に載りました

記念撮影をして、工場の解説ビデオを観てから小一時間、いろいろと案内をして貰いました。

本社で散々練られた記事を、この工場で印刷してから一部毎に組み合わせて発送。

それらを殆ど機械が行い、驚く程の少人数で進められている事に感動しました。

1ロールが19キロメートルで、1.5トンの用紙を一日に22本使って印刷するのです。

我々が読む京都新聞の、朝刊42万部、夕刊18万部が、毎日毎日ここで印刷と組み合わせされています。

構内撮影禁止が残念ですが、貰ったパンフには、印刷の工程が判るようになっていました。

美女お二人にお見送りをして貰って去りました。

早刷りの夕刊と、お土産をありがとうございました。

もう時刻は二時を過ぎて、みんなお腹がペコペコ。

急いで昼食を摂ってから、次は八幡の「松花堂美術館」です。

数寄屋造りやお茶室の美学を集めた展示は、綺麗で上品ですが、なかなか自分には縁遠いものです。

昨年の台風で、大被害を受けられた直後にお見舞いに来たときは、悲惨な状態だった庭園が

だいぶん回復したとの館長のお話で、拝見させて貰う事にしました。

  岩の上に生えたガッツ石松も元気そう

被害前の庭園と殆ど変わりません。

復旧の為の、スタッフの大変な苦労が思われます。

この向こうの扉の先は、まだ入れませんでした。

石灯籠などの修復にはまだまだ時間が掛かるそうです。

こうして、楽しい一日を終えました。