寒施行
「寒施行」 先日、こんな言葉を知りました。
餌が乏しくなる寒中に、キツネやタヌキなどの野獣に食べるものを施す年中行事だそうで、京阪神を中心に中国地方の習慣とか。
夜間、キツネの好物とされる油揚げのほか、小豆飯、握り飯、豆腐などを、野、田畑、稲荷の祠などに置くと、動物が喜んで持ち帰るのです。
現在では、農家の様子が変わって、寒施行はやりにくいかもしれませんが、何とも優しい、のどかな習慣では有りませんか。
また、こんな言葉も有りました。
「柿の実の、上の方のは鳥のため、下の方のは旅人の為、中程は自分たちの為に」
日本人の、こんなに柔らかい心がいつまでも続きますように。
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