琵琶湖で若者二人を救助

14日は、お盆クルージングで、7人がmugenに乗船して北湖を楽しんでいました。

竹生島に上陸しようと、桟橋に近づきましたが強い南風での入港は危険として中止。

竹生島を一廻りして、花火での鳥脅しをしてから、停泊港の今津へ向かおうとしていたところ、岩陰で手を振る二人が!

スキッパーが「救助を求めて居るみたい」と言います。

何度か大声と身振りでコンタクトを取ったところ、やはり「助けてくれ」と判りました。

南風のブランケットとは言いながら、そこそこの風と波が有るし、付近の岩の様子を見ればヨットの接近は危険です。

幸いにも、我々はレスキュー用のジェットを曳航して居たので、すぐさまエンジンを始動。

どうやら、二人のうち一人はライジャケを着ていない模様なので、曳航ロープとライジャケを持って現場へ。

現場へついて、先ずは一人にライジャケを着用させて、ゴムボートの曳航準備。

ジェットとゴムボートが接続出来たので「引っ張るから乗って」と言ったら、ボートのエアが抜けて居て

一人目がジャボン。ゴムボートは穴が開いていて役に立ちませんでした。

そこで仕方なく、荷物だけを積んだボートを曳き乍ら、一人目の若者は、水中で引っ張ってmugenまで。

その後、もう1人はジェットに乗せてmugenまで無事に回収。

それから、彼等の出発地の菅浦港まで送り届けてから今津港へ向かいました。

綺麗な夕陽を見ながら、予定より少々遅れで今津港に入り、入浴、夕食をすませてから「ホテルmugen」で泊まりました。

僕とスキッパーで、タップリのアルコールが消費されたのは、言うまでも有りません。

あの若者二人は、慣れないボートと、慣れない琵琶湖らしい事は判りましたが、材質の弱いゴムボートと、ライジャケの無い一人。

携帯も無線も無い無謀な出港でした。

幸いにして、漂着から短時間で我々が見つけたようなので、悲壮感は有りませんでしたが、あんなにラッキーな発見はなかなか有りません。夕方4時過ぎの竹生島の北なんて、殆ど船が通らないから、ひょっとしたら彼等は、一晩を岩陰で過ごして、翌日に救助される事になったことでしょう。

それくらいの事を覚悟して、今後は準備万端で出船してくれますように。

 

当日に救助した若者の一人が、自身のブログで、事の顛末を掲載しています。

http://d.hatena.ne.jp/gt4400/

 

 

 


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コメント(2)

  • hero より:

    怒って あげましたか

  • mugen より:

    ヒーローさん、コメントをありがとうございます。
    怒るとまではゆきませんが、いろいろとアドバイスはしました。
    彼のブログを見ていると、反省はしているようなのでまあ、良かったかと。
    いろいろな事に挑戦しているようなのに、それにしては甘かったようです。
    明後日のレースに、エントリーされましたね。mugenもしっかり撮影してくださいよ。

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