ボートの船底掃除

三方五湖の「久々子湖」に繋いでる友人のボートが、船底に藤壺が着いて

艇速が8knotしか出ないと言うので、船艇の掃除をしにゆきました。

水路が青信号に変わってから進入して、外海に出たらすぐ右の砂浜へ。

バースから出て5分の砂浜に乗りあげて、50メートル先の松の木に

バウとスターンの二カ所から縛り付けました。

そして、沖側で身体半分水に浸かりながら「ガリガリ」

それが済むと、また前後を入れ替えて、沖側を「がりがり」

暖かいからこそ出来る作業です。

しかし、以外にも貝は少なくて、これくらい削ったくらいでは

艇速は上がらないかも?と、3人ともが思って居ました。

約一時間の作業を終えて、沖出しするのがひと苦労。

沖から時々うねりが入るので、ボートを沖に押しても押しても浮かばない。

3人が慢心の力を込めて、何度も挑戦するうち、やっと波の波長が上手く合って

一気に浜から離れました。

さあ、テストランです。

何と、快適にぐんぐんとスピードが上がります。

先週は、8knotしか出なかったのに、19knotまで出ました。

ベストの時は20knotを越えるそうなので、まだ取り切れて無いようですが

これくらい走れば大丈夫です。11月には冬期上架する予定らしいから。

それでそのまま沖に向かうこと30分。8キロ先の釣りのポイントへ。

遅い昼食弁当を食べてから、竿を出しました。

釣り餌の「オキアミ」を時々投げてやっていると、海猫が5羽寄ってきていつまでも傍で浮かびます。

しかし、しかし、ウミネコと竿先をじっと見て居たら、高いうねりに負けてしまいました。

何十年ぶりかで「船酔い」の兆候です。

「これはいかん」と思って、遠くを見たり、仲間に話しかけたりするも様子は変わらず。

だんだん悪化してゆくのが判る。

オーナーともう一人はケロッとして「日が暮れて暗くなって集魚灯を点けてからや」

と、言ってるから、20時くらいまで釣るつもりらしい。

20時まではあと5時間。これはとても保たない。

仕方無く「あかん、酔いはじめた。切り上げられない?」

そしたらオーナーも「そうやなあ、僕もこのうねりは苦手や。帰ろうか」

大急ぎで竿を片付けて、海底40メートルに降ろした7キロのアンカーを揚げで

久々子湖に向かいます。

ボートが走り始めたら、とたんに楽になります。

停泊して、前後左右に揺られるのは一番苦手です。

往きは波に向かって居たので30分掛かった距離が20分で帰れて、やっと生き返りました。


«
 

トラックバックURL

コメントを書き込む