53日間のヨットクルージング
小学校からの同級生で、41年前に僕をヨットに引っ張り込んだ張本人のS君が、53日間の九州一周クルージングから無事に生還しました。昨日、航海の土産話と写真集を持って来てくれました。あっ、でも、おみやげ物は無かったな。
4月20日に西宮を出港して、また西宮に戻るまでには、数々の楽しみや、怖い、しんどい体験が有ったようで、またまた彼が大きくなったようです。最も、昨年にも、四国一周クルージングで予行演習は済ませています。
53日の間、絶えずメールでいろいろな報告は入ってはいたものの、現場の様子はなかなか確定できないので、一時は心配もしたけど、まず元気な帰還ができて良かった。
一番の事件は、長崎での「ラダートラブル」らしいですが、さすがに一番怖かっただけに画像は一枚も無しです。
ヨットでは、ラタ゛ー(舵)が効かないのは最も怖いことです。
この画像が、二番目に怖かった事件。
天草の、陸から500メートルも離れたポイントでの座礁。
それから4.5時間は引き潮なので、艇はどんどんと傾いて恐怖の状態。
「海猿」がきてくれて「ヘリかボートで救助します」と言ったけど、ヘリは有料、ボートは無料。
S君達は、すく゛に「ボートでお願いします」彼はそういう男です。
陸上には、救急車と消防車が赤い回転鐙を廻して待機してたって。
その後、満ち潮と共に艇は復元し、無事に乗船して航行出来るようになり、天草ヨットハーバーに入り楽しい時間を過ごせたそうです。
53日の間には、ヨット仲間が2.3日ずつ何処かの一部に同乗しているので、僕も宮崎から別府まで予約していたけれど、仕事や台風のおかげで実現せず。
途中に、瀬戸大橋の与島で、一度だけ夕食は共に出来ましたがね。
おかげで、各港で使う予定の僕の自転車だけが、全行程をクルージングしました。
その自転車も返しに来てくれたので、どんな航海だったかを自転車に尋ねようと思います。
彼はまた、しばらく琵琶湖のヨットマンに戻ります。
すごい写真ですね!内容を読むまでは、合成写真かと思いました。