古田敦也氏の講演会
ヤクルトスワローズの、古田敦也氏の講演会に行ってきました。
大変に興味深い話が、90分続きました。
その中でも、特に印象に残ったこと。
高校卒業の時に、ドラフト指名されると、自分も廻りのみんなも予想していたのに、完全に無視されたので奮起して「トヨタの野球部」で2年間頑張った。その2年間が、自分の人間形成に大変役立った。あのまま高校からドラフトでプロ野球に入っていたら、早い段階で崩れて居ただろう。
キャッチャーとしては「盗塁阻止率」は大切だが、キャッチャーの牽制球が怖くて盗塁をしなくなるようにするのが先決。「企盗率」とか言うらしい。「盗塁阻止率」が高いよりも「盗塁挑戦回数」の少ない方が上である。
打者が打率の低迷に悩んでいるときは、ホアボールでは率が上がらないから、とにかく打ちに来る。そんな時は釣り玉に掛かってくれる。しかし、打率の良い打者はホアボールでも良いからと、じっくり玉を選ぶ。これは配球が難しい。だから、スランプの時はますます落ちる。好調の時はますます上がる。
さすがにプロ野球の、プレーヤーと監督を経験した人の、貴重な体験からの「ほんね」でした。
他にも、野村監督の人となりとか、イチローの隠れた努力とかの話がとても楽しかったです。
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