カテゴリー: 鑑賞

西陣織の作品

西陣織で、絵画を仕上げた作品展を、文化博物館へ観に行きました。

  

歌川広重の「東海道五十三次」を織り上げています。

写楽の歌舞伎絵も

 

特別に細い糸で織るので実に繊細な仕上がりです。

別の階では、絵画などの作品展が熱有ったでここも覗きました。

素人さんばかりの作品ですが、凄い出来映えです。

優秀賞ですって

あれっ、この人は、うちのお隣さんと同じ名前?


野村美術館

南禅寺界隈は、何年間もの間散策して居るので「野村美術館」の前は何度も通過して居ました。

しかし、なかなか入る機会が無くて気になっていましたが、やっと思い切って出掛けました。

  得庵氏扮する「弁慶」

南禅寺のお膝元だけ有って、落ち着いた和風の玄関です。

茶道とお能に傾倒した野村證券の創業者「野村得庵」氏が収集した1900点もの美術品

を展示する為に40年前に創設された美術館。

しかし、期間限定の開館なので自由には入れない。

丁度この日は「茶入」に限定しての開催。

宋の国からのもの、国内のもの、塗り物などがキチッと分類して展示されて居ます。

解説員は友人のMさんで、贅沢な鑑賞をさせて貰いました。ありがとうございました。

 Mさんのお見送りを受けて

ふたりで、おうすも頂きました。

隣接する「碧雲荘」の玄関。ここも野村證券の別荘。

小堀遠州とか、小川治兵衛の手がけた名だたる庭園を有する30もの別荘は

手間と時間とお金をふんだんに使って居るので、我々には途方も無い贅沢なお屋敷です。

余りにも桁外れなので、羨ましいと思う事さえ出ません。

主な処は  怡園  洛翠  旧寺村助右衛門邸  智水庵  清流亭 清風荘

旧上田秋成邸  碧雲荘  無鄰菴  有芳園  流響院  何有荘  真々庵  對龍山荘

僕はこの中の、四庭園に入っていました。(太字)

{旧}の文字付きは、現在は料亭なので食事に行けば入れますが、幾ら掛かるやら?。

帰途は、それらの別荘の合間を散策して小さな自宅に帰りました。

 


松尾大社展

文博で開催中の「松尾大社展」に行って来ました。

「お酒の神様」としか知らなかったけど、凄い歴史のある神社でした。

それだけに、こんな物がと思うくらい珍しい文献や仏像を沢山所蔵されて居るようです。

毎年、神幸祭と還幸祭が有り、大きな御神輿も出ます。

沢山の酒蔵からのお参りが有るようです。

よく見て居る銘柄がいっぱい。


雪舟展

国博の「雪舟展」に行ってきました。

雪舟といえば、幼い頃に読んだ漫画で、雪舟が小坊主の頃、いたずらをして和尚さんに

柱に繫がれて泣いているうちに、足を使って涙で床にネズミの絵を描いたこと

これしか知りませんでした。

展示物を見てびっくり。

凄い作品を沢山書いて居た事と、実に大勢のお弟子さんを育てていたこと。

何人もの人が、彼のもとに集まって師事していらしい。

それにしても、行く度に感心するのは、流石に国立博物館。

この様なイベントのときにも、大半は「国博蔵」の文字が有る。

国の財力で無ければこのような美術品の種集、保管はとても出来ない。


国際写真祭

  ポスターと入場券

今年も、我が家の付近一帯で「国際写真祭」が行われて、ひとつき間、賑わいました。

  

中京区近辺の13会場で、国内外の名だたる写真家の作品が大々的に展示されました。

我が家の真向かいの「八竹庵さん」が、全ての会場の本部なので、特に多くの人が訪れていました。

  

展示作品は、全然意味が判らないので余り見ないで、いつもの八竹庵さんの建物を楽しみました。

  

いつ見ても、ここのお部屋は素晴らしいです。

 

維持には相当な手間とお金が掛かっているそうです。

もう一カ所「誉田屋源兵衛さん」にも行ってきました。

ここもまた凄い豪邸です。280年も続いて居る京帯の老舗です。

由緒ある和建築の建物をうまく利用しての展示は、とても斬新です。

らせん階段の上の小部屋にも作品が。

でも、ここでもやはり、展示物の意味は判らないままでした。

 


紫舟さんの個展

あべのハルカスで、紫舟さんの個展が開催されて、トークショーも有ると言うことで

家内と二人で出掛けました。

久し振りの大阪は、なかなか思うように移動出来ず、やっとハルカスへ。

  

個展と言うか、販売会とも言う会場は沢山の作品と、お客さんがいっぱい。

  とても近づけません

新発表の「忍者」   紫舟さんはお客さんの相手にチョー忙しい。

幸か不幸か、過去は紫舟さんとゆっくり近況のお話しなど出来たのに・・・。

それに、展示品の高額なこと。

それらを買って、紫舟さんにサインして貰って居る人が何人も居ます。

トークショーが45分。

自分の体験や、モートーをスラスラと話します。

結局、話す事も出来ずに帰途に就きました。

でも、関西圏に来られたら、また行きますからね。


伝統工芸大学

今年も、伝統工芸大学の卒業生の作品展に行って来ました。

  

自在に動く龍の骨            竹細工

 

金属工芸        竹製のギター

 

竹の灯り        竹垣

陶芸                  和紙の人形

 

よくこんなに細やかな絵を!        蒔絵

 

祇園祭の山鉾35基を描いた絵皿。八幡山もちゃんと有りました。

見事な作品ばかり。

この展示はもう、5.6年続けて見に来ていますが、その度に思います。

今の若者は、軽い人ばかりでは無く、なかなか繊細な心の持ち主もたくさん居てくれると

嬉しくなります。

冒頭の「龍」を製作した本人と話すことが出来て、この4月から「宮大工」になるとのことで

これもいい話でした。


西本願寺「飛雲閣」

龍谷ミュージアムに出かけて来ました。

西本願寺さんの真向かいに、あんなに立派な施設が有ったとは!

施設も展示物も、素晴らしい物ばかりでした。

お釈迦様の前世を描いたウイグルに有る「誓願図」がそのまま再現されて居ます。

帰途には、日頃は入れない西本願寺の「飛雲閣」が、特別公開されて居るとのことで

ここも拝観してきました。

金閣、銀閣、飛雲閣は、京都の三大閣の一つです。

  

素晴らしい建築。    船からの入室口    お茶室

  

二階の「三十六歌仙の間」は、御簾に歌人が描かれています。

数年前に、夜間公開で入った時は、部屋の中からこの御簾に光が当てられて幻想的でした。

 池に映して楽しみます。

客間の上には部屋を造らない心遣い。

鐘楼         枯山水の庭園

 勅使用の玄関には鳳凰が

勅使用の「唐門」は、国宝。

お西さんも、お東さんも信徒の数はもの凄いから、こんな事が出来るのですね。

うちは、お東さんです。


東福寺展

国立博物館の「東福寺展」に出掛けました。

東福寺には何度もお参りしていますが、こんなにも沢山の宝物が保管されて居たとは!

東大寺の「東」と、興福寺の「福」にあやかって、19年も掛けて1255年に竣工した名刹です。

「円爾」(えんに)と言う僧が初代の住職で有ったそうですが、今回始めて聞く名前でした。

 

消失した、かっての御本尊「釈迦如来坐像」の手と蓮の花弁の一部。

大変な大きさで有ったと思われます。

帰途に見えた看板は、来春に催される「雪舟展」

また来ます。

 


洛趣会

洛趣会のチケットを貰ったので、佛光寺さんへ出掛けました。

 

京都の有名老舗が一堂に集まって、自慢の工芸品、食品を展示します。

昭和3年から続いて、今回で86回目の開催とはみごとです。

それに「お売りしません、お褒め下さい」という会だとは、これまた凄い。

  

いつもは、ここでお参りしますが、今日は奥の奥まで入れます。

瓢亭       西河            とらや

 

宮井           ゑり善

  お沫茶とお菓子も

伊東久重

岡重              豆政

 

いづう       宮脇売扇庵      田中弥

  

伊と忠          辻留

 

訪問着や付下げを着た御婦人が、沢山来られています。

これらの老舗の、素晴らしい作品がいつまででも続きますように。

 

広い仏光寺さんの、奥の方はいつもは入れませんが、この日は貴重な部分を拝見出来ました。


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