九州クルージング後半その10 最終章
三机港を出て、波も風も穏やかな瀬戸内海をのんびりクルージングで、27日の17.15、大崎下島の「御手洗港」に入港。
形の良い灯台に迎えられて、安全で静かな桟橋に係留できました。
トイレもお風呂も直ぐ近く。清水も貰えました。近くには、千葉の館山から一人で来たヨットマンが繋いで居たので、しばしお話しを。
メロンを、正確に120度に切っておやつに。夕食は、甑島で買った「キビナゴ」を焼いて「揚げないトンカツ」もつくりました。
翌28日は、海の難所「宮窪の瀬戸」を通過するので、7.00の潮止まりに合わせて、御手洗港は5.00の出港。綺麗な日の出が観られまた。
いよいよ宮窪の瀬戸に進入。3ノットの連れ潮に乗って、艇速は10ノット。陸がドンドン後ろになってゆきます。
中程で、後ろから本船がグングン近づいて来る。狭い水路でどっちに避けようか?と心配している内に、左舷から追い抜いてくれました。
燧灘に出ると、本船は多いものの、航路が広いので、いろいろな船を楽しみながら走れます。
13.00いよいよ懐かしい瀬戸大橋を通過(右に与島が)。懐かしい大橋に感激の「河豚雑炊」
17.50、何度も来たことのある「小豆島池田港」に入港。温泉を楽しんでから、カレーとハヤシがミックスの贅沢夕食。
明石海峡大橋は「帰ってきたぞーー」と、強く感じられます。14.30
小豆島を6.50出港して、家島群島沖を通過中に、仲間からメール「その付近でタンカーが爆発してます。大丈夫ですか?」
音も煙も判らなかったけど、テレビのニュースを観てびっくり。
昼食は家島で美味しい海の幸を堪能しようか?との話も出て居たのです。家島に向かっていたら、現場に近かったかも?
コンチェルトや、神戸空港の飛行機を見て、ますます「帰ってきたなあ」
29日の17.50分、無事に母港の新西宮ヨットハーバーに到着。丁度親しい仲間、○本さんが居て、舫いを取ってくれました。
この日は急ぎの片付けだけをして、中華丼の生卵付きで最後の晩餐をして、早めに就寝。
翌5月30日は、朝から片付け開始。荷物の整理や、艇内の掃除をして、12時頃には帰途に就きました。
前半は4月21日から30日まで、後半は5月14日から30日まで艇内で24泊。実に長い航海でしたが、振り返ると10日間も無かったような気がします。
僕にとって初めての長期航海は、無事故で大成功のうちに終えることができました。
この成功は、POCO-A-POCOのオーナーさんと、同行してくれた仲間達、それに、各地で協力や歓待しくれた人々のおかげでこそ実現しました。
ヨットライフ46年の経験に、またまた沢山の体験を積み重ねることができて、大変満足です。
みなさん、ありがとうございました。
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