八幡山のメンテナンス
八幡山では、数多くの貴重な文化財の懸装品を所有して居り、それらを年に一度、7月21日から24日の間だけ収蔵庫から出します。
でも、その出し入れの時は、いつも忙しくて、収納品の確認や、収納箱の修理が出来ません。
今回は、早くから4月29日にと決めて、お祭りの時には出来ないいろいろなメンテナンスをする事になりました。
朝から、関係者が大勢集まって5.6時間掛かって何とか予定の作業は完了できました。
さあ、今日はどんな段取りでやろうか。
大事な懸装品の箱を全て収蔵庫から出し、中身を確認して、内容のシールを貼る。
修理担当者は、壊れた箱の修理を根気よくやってくれます。
箱の中身の確認をして、内容物のシールを貼った箱から、順次収蔵庫に収めます。
どの箱にも「天明」「天保」「享保」「文化」製作などの書き込みが有って、今更ながらに凄いお宝に接して居ることを思い知らされます。
しかし、もともと懸装品の数にしては収蔵庫が狭いので、収納順序を考えながら入れないと、入りきれません。
何度もやり直しながら、全ての箱に中身シールが貼られ、元通り収まりました。
この7月には、それぞれの箱に画像付きの内容表示を貼る為に、これからその表記作成に掛かります。
これが完成すると、お祭りの時の懸装品の出し入れが大変スムースになります。
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