八幡山の屏風
八幡山が所有する海北友雪の「祇園祭礼図」は、大変貴重で保管が大変な屏風なので、国立博物館に預けています。
その屏風が「祝いの調度-祭礼図屏風」と銘打った博物館の展示イベントに展示されて居ると事で、いつもの町内会ツアーのメンバーが揃って鑑賞に行ってき
ました。
数年前に、或る会社の好意で八幡山の屏風を精密なデジタル複製して貰ったので、オリジナルを見るのは我々も久しぶりです。
それまでは、年に一度の祇園祭の時だけ受けだして、展示して居ましたが、今は、精密な複製版を展示しています。
この他にも、数々の屏風や掛け軸、古文書、蒔絵や漆仕上げの家具調度品がふんだんに観られました。
また、八幡山の近隣にお住まいのお宅から国立博物館に寄贈された、由緒有る貴重な47点の歴史遺産も一部屋まるまるを使って展示されていました。
余りの内容の深さに予定よりも時間を多く割いて鑑賞したため、空腹を我慢しながらも、すぐ傍の「豊国神社」と「方広寺」に参拝。
国宝の「唐門」
本殿 秀吉の馬頭「瓢」 方広寺大仏の名残
家康からクレームが付いて、大阪の陣の切っ掛けとなった巨大な梵鐘。
問題となった部分「国家安康」「君臣豊楽」の処は、判りやすいように色分けがしてありました。
家と康が切れて居るので縁起が悪い。その上から豊臣が押さえつけているなんて、よくまあ、考えついた事です。
全員腹ペコで駆けつけたのは「銀閣寺のおめん」
薬味がたっぷりのつけめんうどんと鯖寿司で1900円。人気店なので仕方が無いがちょっと高い。
満腹になったところで、いつもの泉屋博古館で「浅井忠」展を鑑賞。
浅井忠の「武士の山狩り図」と鹿古木孟郎の「馬競」の構図と色彩と迫力には驚かされました。
この2人もやはり住友系の援助によりパリで修行した人らしい。
博古館のバック住友財閥は、実に多くの芸術家を支援して育てて来ていたようです。
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