3月24日から、京都文化博物館で「祇園祭展」が始まりました。
祇園祭の山鉾三十三基から、貴重な懸装品の数々が出品されるという初めての試みで
貴重な絶好の機会です。
八幡山からも「総金箔のお社」を始め、沢山の出品をしています。
我々も日頃は、他の山鉾の懸装品をゆっくり拝見することが無いのでこの際、ゆっくりと見聞です。
山鉾の懸装品は、組み上げられてしまうと高い処になってしまうので、こんな間近ではなかなか見られません。
館内は撮影禁止なのですが、現物のお山展示は撮影OKなので、ゆっくりと拝見してきました。
前祭の「郭巨山」と後祭の「橋弁慶山」が、別館の旧日本銀行店舗跡に組み上げられて居ます。
銀行の窓口がそのまま残された向こうに、二基のお山が見えます。
貧者が困窮して、子はまた授かるが母はもう授からないから子を捨てると決心をしたところ
黄金の入った釜を掘り当てたという話しです。
毎年巡行の先頭に決まっている橋弁慶山は、謡曲の「橋弁慶」に因んでいます。
五条大橋(現在の松原橋)で戦った義経と弁慶の闘いをそのままに表して居ます。
7月のお祭りと同じように組み立てられた御町内の皆さん、ご苦労様です。
後期展示は4月21日からで、一部の展示品の入れ替えが有るので、またまた行かなくては。