5.6年前から、毎年の2月に行われる伝統工芸学校の、学生さんの作品展に、今年も出掛けました。
まずは「漆工芸品」
毎年の事ながら、学生さんの腕前には感心するばかりです。
木工の部。
いつも「松久宗林さん」の門下生の作品を見ていますが、それに劣らない見事な作品です。
猿が可愛い 奥行きが素晴らしく表現
木工作品も凄いです。
手間と時間をたっぷり掛けた作品は、実に見応えが有ります。
パンフレットで、詳しく解説しています。
アイデアも技術も卓越しています。
陶芸は、焼いてみないと出来が判らない、これまたやっかいなものです。
こんなの、どうしたら出来るのでしょうか。
解説にも「何度も失敗をして、もう諦めようと思いましたが・・・」と有りました。
こんな細い、線上げの陶器も出来るのです。
竹細工は、先ずは材料の竹を編める状態にするまでが大変。
それからの編み込みですから、気の遠くなるような手間が掛かります。
最後は金属工芸。鉄、銅、銀、錫などをどうしたらこんなに綺麗な細工が出来るのか?
いつも思いますが、ゲームや漫画にうつつを抜かしている若者ばかりでは無く、
こんなに立派な仕事の出来る人も居ることを知って嬉しくなりました。゛
会場の入り口には、御影石の灯籠。
入る時には単なる飾りだと思って居たら、何と、帰りによく見たら生徒さんの作品でした。
芸術家の卵達、頑張れ頑張れ。
我が家の孫の一人も、大学で漫画を学んで居るとか。
そんな時代なのですね。
友人の竹藪が、猪にやられて大変なので、今年もネット張りのお手伝いに行きました。
至る処に、猪が筍を掘り返した跡が有ります。
彼らは、地中20センチから30センチも下の筍を嗅ぎ分けて掘るので、人間にはなかなか廻ってきません。
だからせめて、いくらかの範囲をネットで囲って護るのです。
大の大人が4人で、急坂の竹林を登ったり降りたりして、筍の「聖地」を確保します。
ネットを張って、下にくぐれる隙間が出来ないように、石や竹を詰めてゆきます。
猪や鹿がやったと思われる、大きく破れた部分は、編み込みで塞ぎます。
ネットの総延長は、200から300メートルですが、足場が悪くて作業は大変でした。
さあ、これでこの春も美味しい筍が食べられる?かな?