十七日の前祭が過ぎると、いよいよ後祭の始まり。
十八日は、八幡山の吉符入りです。
町内の人達が四十人以上集まって、神前に拝礼して、御神酒を頂いてから、今年のお祭りの説明です。
朝から行司さん達が、玄関と神前のお飾りをします。
10時丁度に拝礼。 30分ほど、いろいろな説明。
吉符入りが終わると、大工方がお山を組み始めます。
二十日の夕方に、試し舁きをしてから、表通りに出して、21.22.23の宵山に備えます。
八幡山の正面に取り付けられる鶴金具の足が1本足りない事が、昨年の秋に判明。
いろいろ過去の写真を調べたところ、30年40年前には既に無かったようで、京都市などに援助を申請して、この春やっと「足1本」が出来上がってきました。
修理では無く新調なので、職人さんが「こんな形と色で有っただろう」と、思い巡ってタタキあげてくれました。
文化財の専門家にも確認に来て頂いて、みんなが喜びました。
この鶴金具は7個有り、天保8年(1836)の製作ですが、材質も技術も現在と同じかそれ以上の良い仕事だとの事。
大事に次代へ送り次がなくては。
今年の巡行は数十年ぶりに、ちゃんと足の揃った鶴で出られます。