ミツバチの生態
我が家から150メートルの処に、京都学園大の新町学舎が有り、毎回いろいろな文化講座を開いてくれます。
今回は、ミツバチの生態について、3人のベテランからの講義でした。
いつものように会場は満席。ところが、後で判ったのだが殆どの人がミツバチを飼っているか飼おうとしている人達ばかり。
何も判らない呉服屋は、ただただ珍しい話しに聴き入るばかりでした。
日本で主に飼われているのは、セイヨウミツバチとニホンミツバチで、セイヨウの方が飼いやすくて、蜜もよく獲れるらしい。
また、肝心のミツバチは、ドンドン産ませて増やすのではなく、毎年春にひとつの巣から、のれん分けする群が出るので、それを取り込む。
分蜂という、のれん分けの頃に、巣作りしやすいような箱を仕掛けて、そこに新しい群を引きこんで蜂を増やしてゆくのです。
大切なのは、分蜂の時期の予測と、呼び込む巣箱を如何に魅力的に造るかで、愛好家の間では、ネットワークを組んでいろいろと情報交換
をされています。
桜前線ならぬ、分蜂前線図が出来ていて、それに合わせて皆さんが待ち受けているのです。
また、蜜を集めるためにはいろいろな花の開花時期も知っておかなくてはならないようです。
また、ミツバチにとって最も怖いのが「アカリンダニ」という寄生虫。
これに寄生されると、すぐに巣全体に拡がって全滅になるので、他からの蜂の導入には充分注意が必要との事。
なかなか意味が判らない内容も有ったが、全く知らない世界の事が聴けて、実に良い体験でした。
着物のこと、ヨット事も同じように、体験の無い人には理解出来ないような事を僕はやっている事になります。
彼らがヨットの内容などを聞いたら、どう言うかなあ。
厳寒の時も、猛暑の時にも、風雨で大荒れの時にもレースやクルージングでヨットをに乗る。
そんな事に嵌まってからもう47年です。
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